2021年12月、童話屋の絵本新刊『青い花の えかきさん』は12月7日発売です [新刊]
『葉っぱのフレディ』やシャーロット・ゾロトウの絵本など、
翻訳絵本を多々手がけてきた童話屋が、今回の刊行に選んだ絵本、
『青い花の えかきさん』。オーストラリアの作家による作品です。
ページいっぱいに広がる淡い水彩画も美しい一冊。
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「あさ めが さめた。
がっこうなんて いきたくないもん」
なにをしてもへただし、みんなとおなじようにできない、わたし。
「べんきょうって なんのために するの?」
主人公の彼女は、7、8歳くらいかな、
学校で、ちょっと息ぐるしい時間を過ごしているようす。
けれど主人公の彼女には、だいすきなことがあって、
それは絵を描くこと。(しかも描くならだんぜん、青い色が好き!)
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「ママがね ひとと ちがっていて いいんだって
おしえてくれたよ」
彼女はある日、お母さんにかけられた言葉がきっかけで、
自分の目の前に広がる景色に「おなじものなんて ひとつもない!」と
思うにいたります。
このささやかな“気づき”こそが、
実は人生のコペルニクス的大展開だったりするんですね。
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この絵本は、主人公の心の動きをそのまま描いた、
“気づき”のほんの一例です。
“気づき”にいたる道のりは、人によって実にさまざま。
どんな人の物語もそれ自体がとても豊かで、大切なもの。
原書では、最後に“I felt happy. I felt like me.”と結ばれています。
本書を通じて読者に、自分を好きになる幸福感が、少しでも伝わればと願います。
翻訳絵本を多々手がけてきた童話屋が、今回の刊行に選んだ絵本、
『青い花の えかきさん』。オーストラリアの作家による作品です。
ページいっぱいに広がる淡い水彩画も美しい一冊。
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「あさ めが さめた。
がっこうなんて いきたくないもん」
なにをしてもへただし、みんなとおなじようにできない、わたし。
「べんきょうって なんのために するの?」
主人公の彼女は、7、8歳くらいかな、
学校で、ちょっと息ぐるしい時間を過ごしているようす。
けれど主人公の彼女には、だいすきなことがあって、
それは絵を描くこと。(しかも描くならだんぜん、青い色が好き!)
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「ママがね ひとと ちがっていて いいんだって
おしえてくれたよ」
彼女はある日、お母さんにかけられた言葉がきっかけで、
自分の目の前に広がる景色に「おなじものなんて ひとつもない!」と
思うにいたります。
このささやかな“気づき”こそが、
実は人生のコペルニクス的大展開だったりするんですね。
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この絵本は、主人公の心の動きをそのまま描いた、
“気づき”のほんの一例です。
“気づき”にいたる道のりは、人によって実にさまざま。
どんな人の物語もそれ自体がとても豊かで、大切なもの。
原書では、最後に“I felt happy. I felt like me.”と結ばれています。
本書を通じて読者に、自分を好きになる幸福感が、少しでも伝わればと願います。