今週の童話屋事件簿

月曜日。
先 週末から部屋のクーラーの調子が悪く、うまく効きません。週末は、梅雨は終わったのかしら、と思うほどの猛暑。クーラーがなくては仕事もはかどりません。 急いで修理に来てもらうと…。室外機にヤモリさんが侵入、それでショートしていたよう。なんでまた、こんな機械のなかに。クーラーは無事に直ったけれど、 ヤモリさんは残念ながら黒焦げに（もっともわたしは見ていませんが）。しかし事件はこれで解決したわけではなかったのです。そのヤモリさん、なぜかうちの 編集長が大事にティッシュに包んでいたとか…。そういえばはるか昔、イモリの黒焼きは惚れ薬として珍重されたそう。いや、でもヤモリとイモリは別ものだ し、しかも惚れ薬なんていったいどうするの？！謎は深まるばかりなのです。

火曜日。
朝 からどよんとした曇り空。とはいえ、雨は降り出していなかったので、折り畳み傘をかばんに入れ、スニーカーで出勤。ところがみるみるうちに、怪しげな黒い 雲に覆われて。永福町の駅に着いた頃には、すさまじい土砂降りに。ばしゃばしゃと、よく言う「バケツをひっくり返したような」そんな雨。仕方なしに雨のな か会社に向かうと…。もう、あちらこちらが急の大雨に冠水し、靴がじゃぼんと沈んでしまうほど。これだけ濡れたらもう変わらないと、じゃぶじゃぶ、道を進 みます。ああ、今年こそは長靴を買おう思っていたのに。この日ほど、長靴が欲しかった日はありません。結局、会社に着いたときには、膝から下はびっしょ り。スニーカーを逆さにして水を捨て、靴下をぎゅうと絞ります。やれやれ。こんな暑い時季だというのに、慌ててストーブを出してきて乾かしました。そんな 雨も一時間ほどで止み、帰りにはすっかり道も乾いていたのですから驚き。あんなに沢山の水があったのに！しかもこの雨、局地的なものだったよう。配送の方 に聞いたら、「都心は降ってなかったよ。」と。はい、たしかに都心ではない童話屋なのでした。

さて、そして水曜日。いまのところ、平和に過ぎている今日。このまま、何事もありませんように。

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