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詩の扉・ひらけごま [告知]

毎日これでもか、の暑い日が続きますね。身体を壊さないよう、気をつけなくては。

さてさて、本日は講演のお知らせです。
童話屋の編集長・田中和雄による講演があります。

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■□ 詩の扉・ひらけごま □■

<タイトル>
「詩の扉・ひらけごま」

<と き>
9月20日(土)13:30~15:30
9月27日(土)13:30~15:30
2回連続の講演になります。

<ところ>
永福和泉地域区民センター
〒168-0063
東京都杉並区和泉3-8-18
TEL:03-5300-9412
http://www15.ocn.ne.jp/~hounan/

<定 員>
30人
上記までハガキでお申込ください。締切は9/11です。

<費 用>
100円

<対 象>
詩なんか読まない大人と、小学生より上の子どもたち

<内 容>
30年にわたり詩集の編集をしてきた編集者が、詩の面白さについて語ります。

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詩はけっして、真面目くさいものでも、堅苦しいものでも、難しいもの でもありません。ちょっぴり落ち込んだとき、さあっと心のなかを整理してくれたり。夜眠りにつくまえに、そうっと穏やかな時間をくれたり。もっと単純に、 言葉のリズムや言葉遣いに、くすりと笑ってしまったり。詩を読んでみたいけれど、なにから読んだらいいか分からないという方、是非是非、ご参加ください!

すこし自分の話になりますが。授業で教わるのではなく、わたしが自分 で詩の扉をあけたのは、中学生になったばかりの頃でした。詩集なんてほんの数冊しか置いていない、おじいさんとおばあさんがやっている近所の小さな本屋さ ん。当時、その本屋さんに足繁く通っていたのですが、ある日、たまたま立ち読みした文庫本が中原中也の詩集でした。そのなかに収めされている『月夜の浜 辺』という一篇の詩。それがとても気に入って、すぐに本を買って帰りました。あんまりその詩が好きで、何度も何度も繰り返し読んで、いまでも月の綺麗な夜 に歩いていると、思わず口ずさんでしまうほど。あとになって、中原中也が著名な詩人であり、『月夜の浜辺』もまた有名な詩であることを知るのですが、その ときは、まさに自分だけが浜辺で乳白色の美しいボタンを見つけたような、そんな気分でした。それにしても、当時気に入った詩が、20年近く経ったいまで も、ちゃあんとわたしに寄り添ってくれるから、詩って不思議なものだなあと思います。

『月夜の浜辺』
童話屋の本だと、「ポケット詩集Ⅲ」に収められています。気になった方、これまた是非読んでみてくださいね。

ポケット詩集〈3〉

ポケット詩集〈3〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 童話屋
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本



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