ぞうさん

何度かこのブログでもご紹介した、「まどさん100歳展」が5月6日に無事に終了いたしました。5月5日には朝日新聞の天声人語に掲載されるなど、反響も大きく、なんと来場者数は7500人を超したそうです。まどさんの魅力と人気をあらためて感じました。

わたしも、4月のおわりに足を運んだのですが、本当にとても素敵な展覧会でした！阪田寛夫さんがまどさんについて書いた詩ではじまり、100人を超す詩人や作家さんからまどさんへのメッセージには、ぞうさんの絵あり、替え歌あり、楽しいエピソードあり…。なにより、どの方からのメッセージも、まどさんへの愛情と尊敬がいっぱいで、ひとつひとつ読むのが楽しかったです。童謡が聴けるコーナーでは、おばあちゃんも子どもも、代わり番こにヘッドホンをつけては、思わず一緒に口ずさみ、TVからは宇宙飛行士・毛利衛さんが宇宙でまどさんの詩を朗読した映像や、国際アンデルセン賞作家賞を受賞した際のまどさんのスピーチの様子が。それから勿論、まどさんのとびきりの詩の数々、詩より絵を描く方が好き、なんていうまどさんの抽象画や挿絵も多数展示されていました。後半には、ぎっしり書き込まれたまどさんの日記帳、それに新作の詩まで！という、なんとも盛りだくさんな内容で、まどさんの魅力がぎゅぎゅっと詰め込まれていました。

今年で100歳を迎えるまどさんに、たくさんの元気と刺激を貰った展覧会でした。

まどさんといえば、やっぱりぞうさん。

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さてさて話は変わりますが、先月末に書店さんに新刊『詞華集　生きていてほしいんです――戦争と平和』のPOPをお送りしました。このPOP、なんと谷川俊太郎さんの朗読が聴けるのです！冒頭に収められている書き下ろしの詩「戦争と平和」を、谷川さん自身が朗読している声が録音されいて、POPのボタンを押すと聴けます。書店さんで見かけたら、是非是非谷川さんの朗読を聴いてみてください！

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