6月になりました

早いもので、このブログをはじめてから一年が経ちました。童話屋は6 月が期の始まりなので、わたしも入社4年目に突入いたしました…。いやはや、30を過ぎてからというもの、本当に本当に時間が経つのが早い。目の前のことに日々追われて、はっと気づけば、当たり前のようにまた紫陽花が色をつけているのですから。今期ものんびり、細々と、けれどどっこいしょと地に足をつけ、童話屋らしい本作りと、それからどうか少しでも多くの読者の方に本を手にとっていただけるような、そんな一年になりますように。

さて、今日はお知らせです。

詩人の石垣りんさんと、アマチュア写真家の増山たづ子さんの二人にスポットをあてた番組が放送されます。

＜タイトル＞
蔵出し劇場・あの人からのメッセージ
「さようならの向こう側」～涙を笑顔にかえて～

＜放送日時＞
6月11日（木）18:00～18:40　NHK・BS2

＜内　　容＞
4歳で実母を失くして以来、度重なる家族の死と向き合い続けた石垣りんさん。ダムに沈むこととなった故郷と離れ行く人々の写真を撮り続けた増山たづ子さん。不条理な“さようなら”の意味を問い続けた二人は、目の前にある当たり前の日常への愛しみを詩に詠い、写真に撮りました。抗うことのできない別離をこえてなお、人間の強さを信じた二人のメッセージを追います。

番組の詳細及び放送予定などは、NHKアーカイブス・蔵出し劇場のHPをご覧下さい。

ちなみに増山さんが愛用していたカメラは、コニカのC35EF。ピッカリコニカと呼ばれて当時大ヒットしたカメラです。軽くって、誰にでも使えて、ストロボ内蔵で、レンズもそこそこよくって。わたしが小さな頃には、こういうコンパクトカメラがどこの家庭にもあったのになあ。

タグ：石垣りん 出版部　東