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のはらうた

工藤直子さんが『のはらうたⅤ』で野間児童文芸賞を受賞され、昨日、贈呈式が行われました。
K 野間児童文芸賞贈呈式 001 中間トーン40.jpg
“のはらむら”が生まれたのは、25年も前。『こぶたはなこさんのおべんとう』が始まりでした。
それから、絵本は、こぶたはなこさんシリーズの『こぶたはなこさんのかがみ』『こぶたはなこさんのクリスマス』『こぶたはなこさんのみずあそび』『こぶたはなこさんのたんじょうび』『こぶたはなこさんのうんどうかい』、そして、『絵本のはらうた』。
詩集は、『のはらうた』が5巻と、20年を記念した番外編『のはらうた わっはっは』。
のはらうたを版画で描いた『版画のはらうた』が4巻。
小学生が書いたのはらうたの作品集『子どもがつくるのはらうた』が3巻。
今までにたくさんの「のはらうた」が生まれ、本になりました。今回、今年7月に刊行した詩集の5巻目が受賞して、なんだかこれまでの「のはらうた」みんなが賞をいただいたような、何倍も嬉しい気持ちです。


「のはらうた」の始まりは、「さんぼんまつタイムス」という新聞に「折々のうた」ならぬ「ときどきのうた」という詩の欄があり、そこに“のはらみんな”がうたった詩が発表されたことです。
この新聞は、『こぶたはなこさんのおべんとう』刊行時、付録として本に差し込まれていました。

残っている新聞(原本ではなくコピーですが)を出してきて読んでみました。
のはらむらの様子が目に浮かび、隅から隅まで楽しめてしまう新聞です。

「大うんどうかい大成功!!」「いしころ谷でおんせん発見」というニュース
「げんきな一歩は散歩から」「“ぴかり”気分をたいせつに」という社説
「シンクロナイズド・スイミングが得意なうさぎふたごさん」「しゅげいで一等賞のこりすすみえさん」という「ときのひとインタビュー」
天気予報や、4コマ漫画や、広告もあります。
そして、1面には「ときどきのうた」。
さんぼんまつタイムス-001.jpg
あおぞら元年3月26日発行のさんぼんまつタイムス2号には
“「のはらうた」のほん完成ちかし!”
という特別ニュースがあります。
のはら村のみんなが、さんぽしたり、おやつをたべたり、あそんだりしているときに、つくったうたがたくさんたまりました。そのうたを、童話屋さんという、にんげん町の本屋さんが「あはは、おもしろいうただね。これをまとめて本にしましょう」といいました。 みんな、わくわくして、まっていましたところ「もうすぐです」とおしらせがありました。

ということで、詩集『のはらうた』が誕生しました。
今は付録の新聞はありませんが、『のはらうた わっはっは』の中で、ふくろうげんぞうさんが、なつかしの「さんぼんまつタイムス」について語っていて、創刊号を読むこともできます。いちばん最初の「のはらうた」も是非見てみてください。
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